この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋愛無双ーレンアイムソウー
第1章 12月初旬


「急にどーしたの?」


結子は既に平然としている。


「結子パパが連絡くれたんだよね~蘭」
「そう。ゆいこりんパパから電話もらってねぇ。
イケメン美容師のおにぃさんとゆいこりんが
連絡先交換したって教えてくれたのよぉ」

「はぁ?!」

「いや~びっくりしたよね~」
「ホントよぅ。恋愛に興味のないゆいこりんが
男性と連絡先交換なんて珍しいもんねぇ」

「…ちょっと待ってて」


結子がおもむろに立ち上がる。


「結子どうしたの~?」
「眉を寄せてたらシワが出来ちゃうわよぉ」

「お父さんシメてくる」


部屋から出ようとする結子を蘭が止める。


「ゆいこりん待った!」

「…離してよ、正志(ただし)」
「ちょっとぉ!昔の名前で呼ばないでよぉ!」

「あ。ごめん、つい…」


結子は少し冷静を取り戻した。


「気を付けてよぅ。今は蘭なんだからぁ」
「はいはい」

「取り敢えず落ち着いて話を聞きなさいよ」
「ん」


結子はベットに腰を下ろす。


「ゆいこりんはさぁ、しばらく彼氏もいないし
恋愛すらまともにしてないでしょ」
「うん」

「それで今回こんな風に男性と出会って
しかも次の日曜には食事に行くらしぃじゃない」
「何か話の流れで」

「ゆいこりんにとっては本意じゃなくても
それって立派なデートのお誘いよねぇ」
「え?」

「ほらやっぱり気付いてないわ。鈍感っ子ね!
その様子じゃ服とか何も考えてないでしょ」
「服?何で服が出てくんの」

「そりゃ~相手はデートだと思ってるからよ。
それなのにゆいこりんが普段着でやって来たら
相手はどう思うかしら?」
「別に、どうも思わな…」

「はぁ?!」
「えっ…」

蘭が目を見開いて結子を見つめた後
大きくため息を吐く。


「ダメだわ。めぐりん説明代わってぇ」
「はいは~い」


恵が結子の隣に座る。


「例えばだけど~
もし結子がカカシ様と食事に行く事になって
カカシ様が普段着だったらどう思う?」
「普通に嬉しいけど」

「じゃあ、カカシ様が結子の為に気合い入れて
いつもよりお洒落して来てくれたら?」
「それ…やばい」

「でしょ~?今の結子の気持ちが
美容師さんの気持ちと一緒なんだよ。
結子がお洒落してくれたら嬉しいんじゃない?」
「…うん」

「そういう訳で~私達に連絡が来たの」
「え?」

/87ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ