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恋愛無双ーレンアイムソウー
第1章 12月初旬


「結子パパとしては~
男性としての気持ちが分かるからだと思う」
「どーいう事?」

「結子がダサい服でデートに行った時の
美容師さんの気持ちを考えたんでしょ」
「ダサい…」

「結子はさ~素材が良いんだから
もっとお洒落するべきだと思う」
「んー」

「お洒落レベルとしては~蘭の方が上だよ」
「えっ!」


結子は思わず蘭の服を見た。


ノースリーブのニットトップスに
細身のスキニーパンツ
シンプルだが存在感のある着こなし


ーーーた、確かに。自分に似合う服着てる。
でも冬なのにノースリーブの意味が分からん…
あれ絶対寒いやろ…


結子と目が合った蘭が口角を上げる。


「私の方がお洒落でしょう?悔しい?」
「うん、ちょっと…」

「あら素直。まぁ都合が良いわ。
明日の午前中に服を買いに行くわよ」
「明日?しかも買うの?」

「そうよ、明日休みなんでしょ。
めぐりんの服を貸すか考えたけどぉ
ゆいこりんとめぐりんは系統が違うから」
「あぁ、系統ねぇ…」


結子は恵に視線を移す。


生まれつきの栗色の髪に
汚れを知らない様な透き通った瞳
日本人離れしたスタイルの良さ

恵はその名の通り、容姿に恵まれている。


小学生からの付き合いになるが
同じ学年の男子の8割は恵の事が好きだと
噂が流れた事があったし
その噂を証明するかの様に恵に告白をする
男子は後を経たなかった。

それが小学校、中学校、高校と続いたから
恵がモテるのは間違いない。


ーーーでも今でも謎なのはめぐが告白されると
高確率で私も男子から告白されてたんだよね…
あれは何だったんだろ。
めぐに振られたから私に行っとけ!的な?


「だからねぇ、めぐりんと私でゆいこりんの
服探しをする事にしたのよぉ」
「なるほど…」

「ってな訳でぇめぐりんと私
今日ここに泊まるからぁ」
「えっ」

「一度帰るの面倒だからよ。ね、めぐりん」
「うん、いくら結子の為でも一度帰って
明日また来るのはまじで面倒だね~」

「面倒って…普通それ言わないでしょ」


蘭も恵も腹黒タイプだ。

所々で黒い本音をぶっ込んでくる。


「まぁ良いけどさ」


結子が呟くと恵は「お風呂~」と浴室へ、
蘭は「ご飯~」とリビングへ向かった。


「じぶんち、かよ!?」


結子のツッコミは寂しく部屋に響いた。

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