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恋愛無双ーレンアイムソウー
第4章 レンタル彼氏ー出会い篇ー


「メグはどこ行きたい?
メグの行きたいとこに連れて行くよ」
「うーん…メグはねぇ~…」


レンが恵の髪をクルクルと指に絡めながら
恵にギリギリまで近付いて
彼氏っぽいセリフを吐いている。

恵はそれが嬉しいのか頬を染めて
レンの手に手を重ねている。


ーーーおい、Wデートだろ。
めぐだけじゃなくてこっちにも聞けよ。


「ユイさんは行きたいとこある?」
「え、私?」


ヒロから不意に声を掛けられた結子は
心の声が聞こえたのか?と
違う意味でドキッとした。


「あちらは…既に二人の世界だよ。
俺達も二人の世界に入ってみる?」

「いやー…入らなくていいかな」
「照れなくてもいいのに」
「別に照れてないけど…」


ーーーこのヒロって子も絡みにくい。
王子様キャラ演じてるっぽいし。
まあでも…レンよりはマシか。


相変わらず見つめ合ってる
二人を見ていると耳打ちをしたあと
恵がこちらに顔を向けた。


「ねぇーユイ。別行動しない?」
「えっ」
「私達カラオケ行こうと思うから。
ほら、ユイはカラオケ嫌いでしょ?」
「それはそうだけど…でもっ」


レンとヒロに聞こえない様に
恵が声の音量を落とす。


「時間をどう使おうが結子の自由よ。
でも何もせずに無駄に過ごしたら
お金の無駄でもあるんじゃない?」

「…確かに」
「じゃ決まりね。上手くやるのよ」
「どういう意味よ」
「さあ?…レンくん行こ~」


恵はニヤリと悪い顔をすると
レンの手を引いて消えていった。


ーーー女豹だ。レンくん…ご無事で…。


歴代の恵に狩られた男性達を思い出し
レンの身を案じていると
隣に座っているヒロが体を寄せてきた。


「え、何?近いんだけど」
「俺達も個室に移動する?」
「別にここで良いよ」
「二人が羨ましいんじゃないの?」
「はい?何で?」
「だって二人をジッと見てたし…」


ーーー違う意味でなら見てたけど。


「全然、羨ましくないよ。
てかさ…お腹空かない?」

「うん、空いたね。ユイさん何が食べたい?」
「食べたいのあるけど…ヒロくんは?」
「ユイさんに合わせるよ」
「ホント?!じゃ~焼肉が良い!」
「や、焼肉?」
「うん。あ、まさか嫌い?」
「いや…」
「じゃ決まりね!」


ペースに乗せられたヒロは
黙って結子のあとについていった。

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