この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋愛無双ーレンアイムソウー
第4章 レンタル彼氏ー出会い篇ー


「あ、当たった?」


結子は楽しそうに尋ねる。

もう酔ってるのだろうか。


「うん。一人っ子だけど…
何でそう思ったの?」

「何となく私と同じ匂いがして。
私も一人っ子だから。それだけね」


結子がハラミを口へ運ぶ。

手で頬を包んで味わっていた。


結子の為にもっと肉を頼もうと
ヒロが店員を呼ぶ。

タンとハラミを5人前ずつと
ビールもついでに追加すると
結子がふふっと笑った。


「私の好みが分かったの?」
「タンとハラミしか食べてないから」
「よく見てるねえ…
ね、私さ、ヒロくんの事……」


ーーー俺の事…何?!


「弟みたく思っても良い?」
「…へ?」
「ヒロくんみたいな弟なら
持って帰りたい位!」
「あー…そういう事っすかー…」


ヒロはガクッとうな垂れて
やっと煙草を取り出し火を点けた。


ーーー別に…期待した訳じゃねーけどっ。


「じゃー近いうちに持って帰って下さい…」
「うん!そーするー」


ーーー持って帰るのかよ?!


「そんな事したら彼氏に怒られない?」


素直な疑問をぶつけたつもりなのに
結子は一気に真顔になってしまった。

地雷だったか?と思ったのは一瞬で
結子は少し微笑みながら口を開く。


「彼氏いないからなあ~」
「…そうなんだ。意外だね」
「意外ではないでしょ、私は。
ヒロくんは彼女はいるの?」


ーーー話逸らしたな。


「俺もいないよ。彼女いたら
こんなバイトしてないよ」
「あら。意外と真面目?」
「見た目からはそう見えないかもだけど
基本的に真面目だからね」
「ふーん。真面目もほどほどにね。
きっと疲れちゃうよー」
「ユイさんは…疲れちゃったの?」


結子が目を見開いた。


「なかなか鋭いね。ふふふっ」
「ちゃんと答えてよ」
「えー?やだあー」


ーーーやっぱ軽く酔ってるわ。


「ユイさん酔ってるでしょ。
もう飲むのやめなね」
「んーあと1杯だけ飲みたいー」
「あー…ちゃんと帰れるなら
良いけどさ。明日は休み?」
「うん休みぃ。ヒロくんは?」
「俺も休み。このバイトの時は
大抵飲む事が多いから」


そう言うと結子が宙を仰いで
唇を触りつつ何かを考えてる様だった。


「純粋な疑問なんだけど…
お客さんとヤッちゃうの?」
「ぶふっ!!」


ヒロはビールを思いっきり吹き出した。

/87ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ