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恋愛無双ーレンアイムソウー
第4章 レンタル彼氏ー出会い篇ー


「ごめん、変な事聞いた?」


ヒロが謝ると結子は手を振った。


「いや、大丈夫。元彼じゃないよ。
その人とは付き合ってないから。
(目フェチはカカシ様の事だし)」

「そうなんだ」
「あ、ヒロくんの元カノはどんな子?」
「うーん、普通?」
「普通なんだ。まあ普通が一番かも」
「元彼の事たまに思い出す?」
「うん…ごくたまに」
「辛い?」
「思い出すと辛いね…」


結子が少し弱った顔を見せた。


ーーーこんな顔もするんだ。


「じゃー今日は思いっきり飲もう!
ユイさんが気が済むまで付き合うよ!」
「え、でも…時間…」

「あぁ、この後何も予定ないし、
事務所にも戻らなくていいから大丈夫!
ユイさんが帰りたいなら別だけど。
どーする?」
「うーん…」


結子は少し迷っていた。

最初はレンタル彼氏なんて…と思っていたが
実際に会ってみるとヒロは良い子で
気を遣わなくていい位リラックスしてる。

しかも男性にここまで自分を
さらけ出せるのも久しぶりだ。

でもやっぱり初対面だし…

シラフの状態なら迷わなかった。


ーーー年下の男の子と飲むなんて機会、
職場の子達以外じゃないもんなあ。
もう少し仲良くなって写メ位一緒に撮って
それを手土産にするか……


「ヒロくん。お願いがあるんだけど…」
「お願い?」
「もし良かったら、嫌じゃなかったら
一緒に写メ撮って欲しいなあなんて…」
「写メ?」


ヒロがキョトンとした顔をする。


「うん。ちゃんとミッションを
クリアしたっていう証拠として…
あ、でも嫌だよね。ごめんね変な事…」
「ミッションって。はははっ。
良いよ、店員さんに撮ってもらおっか!」
「良いの?!無理してない?」
「むしろ俺もユイさんと撮りたいし~」


そう言うと本当に店員を呼び
写真を撮ってくれた。


ーーーこれで恵や蘭はもちろん
お父さんにもグチグチ言われないでしょ。


「ヒロくん、ありがと!助かった!」
「待ち受けにしてね」
「それは嫌」
「えー酷い!しかも即答やったし!」
「ははははは」
「笑い方も下手いし!はははっ」


それから本当に気が済むまで
ヒロは付き合ってくれた。

どれ位飲んだか分からない。

飲み放題サイコー!と叫びながら。


それが必然的に互いを泥酔させ、
自宅へ帰れなくなる事にも気付かずに…

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