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恋愛無双ーレンアイムソウー
第4章 レンタル彼氏ー出会い篇ー


ヒロはしばらく動けなかった。


別に結子を動かそうと思えば
簡単に出来るのだが
問題は結子の手の位置。

寝相が悪いタイプなのか
なぜそうなったのか分からないが
ジーンズの上から軽く
ヒロのムスコを握っているのだ。


ーーーありえねえぇぇ……


一度結子を上から動かそうと試みたのだが
その度に体から離れまいと
ムスコを強く握られて…勃起した。

年頃の男なら
些細な事で起つ事もあるだろうが
自分はそこまで性に対して
積極的ではないだけに
結子を起こして勃起してるのが
バレるなんて、羞恥心しかない。


ーーーこれは握られてるんじゃない…
いやむしろ自分の手で握っているんだ…!


自己催眠をかけて集中すると
股間の膨らみは次第に治まってきていた。

幸いな事に結子の手のひらも
股間をまさぐる様な動きをしない。

先程から感じている尿意の為にも
この辺で結子の体を離すべきなのだ。

今がチャンスだ!とばかりに
結子の体をそっと抱きかかえて
ゆっくりと体と体を反転させる。


ーーー反転成功!あとは手を…


結子の首と後頭部を同時に支えていた手を
そこからそっと引き出そうとした時ーー


「ん……」と結子が身じろいだ。

ヒロは驚きと緊張から動けずに
結子に被さった体勢で様子を伺う。

起きる様子はなく安堵して
引き出したい左手に力を込めると
結子の瞼が少し開いた。


ーーーや、ば…


「ユイ……っ」


釈明の意味で口を開いたのだが
それは結子の唇に塞がれた。

結子の手のひらが頬を包み
柔らかい唇がヒロの唇と重なる。


ーーーなっ…なんっ…


何が起こったのか
冷静に検証して分かるのは
キスは酒の味と匂いがした事と
また勃起した事の二つだけ。


頬を包んだ手が僅かに動くと
とんでもなく色気を纏った表情で
結子は唇を離し、言葉を吐いた。


「た…だし…」と。


そして再びソファーへと崩れ落ち
静かな寝息だけがヒロの耳へ届く。


ーーー誰かと俺を…間違えた?


結子の顔を見つめるも
先程の色気を纏った顔はなく
安らかに眠っている。


ーーー"ただし"って元彼かな…。


キスなんて何度も経験したのだが
結子とのキスはヒロを惑わせた。


ーーーあんな顔でキスするんだ…


尿意と欲を吐き出す為に
ヒロはトイレへと向かった。

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