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恋愛無双ーレンアイムソウー
第1章 12月初旬


結子は遠慮なく
事務所のドアを押し開けた。


「いっ!!」


誰もいないはずの事務所内から
声が聞こえたので
そぉーっと覗き込むと
膝を手で押さえた古賀の姿。


「あれ…古賀くん。
…まだおったの?」

「蒼井さん…痛いっす…」

「ごめんねぇ。大丈夫?
まさかおるとは思わんかったけん
遠慮なく開けちゃったよ」

「ははっ。大丈夫っすよ。
こいつがドアの横におるのが
悪いんすよー」


反対側に座っている谷川が
古賀の代わりに応える。


「谷川…お前ひでーな」

「はははっ」

「あ、蒼井さん。どーぞ」


古賀が谷川の方に移動して
事務所に入りやすくしてくれた。

大野を引き込みながら
二人に紹介する。


「こちら、大野さん。
二人共、会うのは初めて?」

「そうっすね。
あ、谷川です。よろしく」

「古賀です。よろしく。
夕勤ですか?」

「あ。初めまして、大野です。
学生なので夕方入ります」

「じゃ俺ら夜勤と入れ替わりか。
もう慣れました?」

「いえ、まだ慣れなくて…」

「だーいじょうぶっすよ。
すぐに慣れるんで」

「そうだと良いんですけど…」


結子は三人の話を聞きながら
鞄から財布を取り出した。


「大野さん。水分補給の時間やけん
好きな飲み物選んでおいで」

「え?」

「谷川くんと古賀くんも」

「え!俺らも?」

「やりぃ!大野さん行こ~!」


三人に続いて事務所を出て
結子はレジにいる林に声をかける。


「林さん。飲み物、
コーヒーが好きでしたよね」

「ん?うん、好きだよ~」

「選んで来まーす」

「え?」


飲料コーナーの扉を開けて
ペットボトルのコーヒーを選ぶ。

レジに向かうと
谷川・古賀・大野が待っていた。


「選んだ?」

「「「 はい!!! 」」」


選んだ飲食を受け取って
レジ台に置く。


「林さん、お願いします」

「は~い。
…あれ、1本多くない?」

「コレ、林さんの分です」

「えっ、いいの?」

「是非。後で飲んで下さい」

「蒼井さん、ありがと~!」


バーコード部分に
買い上げシールを貼ってもらい
それぞれに渡していく。


「大野さん。ちょっと」

「はい?」


レシートをテープで貼り付けた
林さんの分のペットボトルを
大野に見せる。

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