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恋愛無双ーレンアイムソウー
第5章 12月中旬


携帯に登録された男性の名前は
父親と山中に次いで広海で三人目。

別れ際に連絡先を交換したのだ。


最初はラインを交換しようと言われたが
生憎、結子はラインをしていない。

メールがあるのに
何故ラインをするのか。

存在意義が見出だせないから
例え携帯をスマホに機種変しても
手を出す事はしなかった。

(スマホに機種変したのも
父親と一緒に機種変すれば
大変お得になるためであって
父親の熱烈な説得に
結子が屈したためだ)

広海は少し驚きつつ
「逆に新鮮でいーね」
と笑っていたのだけれど。


ーーー逆に?新鮮?
ラインをすると新鮮さがなくなるん?


そんな事を思ったものの
結子はメールでさえもほぼしないため
新鮮とかそういう事に疎い。

つまり次元が違うのだった。

もちろんSNSなども
利用した事がないのは
ここだけの話。

もっぱら掲示板だけは出入りする。

ネットサーフィンも大好きだ。


結子と正反対の恵は
SNSでもラインでも何でも
流行に敏感なタイプ。

そんな恵に一度
FacebookやInstagramとやらを
見せてもらったが
アレはすごかった。

リア充が充満したそこは
恋人とのツーショット写真があったり
食べた物の写真があったり
少し見目のいい人に至っては
自撮りとやらまであった。

恋人とのツーショットは分かる。

分かるがそれが必ずしも
キスショットである必要性は?

一日三食の写真を載せて
何をアピールしたいのか?
(手料理ならまだ許せるが)

特に何も文章を打たずに
自撮り写真だけを載せて
イイね!とやらを貰う意味は?

一番理解出来ないのは
「暇ー」とか「まじうざー」という
一言のみの投稿。

それを投稿してどうしたいのか。

さては構ってちゃんタイプなのか。

それなら投稿する前に
誰かしらに連絡しろや。

もしかしてお前ら
リア充のフリして実は非リア充なのか?

それがバレたくないから
必死にリア充のフリしてんのか?

無理するだけ無駄な事はない。

非リア充でも幸せなやつはいるんだよ。

それが例え毎日毎日
家と職場の往復だけでも
趣味しかする事がなくても
友達が少ないとしても
自分を愛してやればいーんだよ。

愛してんぜ音色。
みたいな。

よく分かんねえけど
そんなもんだろ人生は。

と結子は考えている。

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