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恋愛無双ーレンアイムソウー
第5章 12月中旬

脳内で悪態を巡らせるのを終えて
広海からのメールを開く。


【ちゃんと家に着きました?
結子さんボーッとしてたので心配です。
家に着いたらすぐ寝るだろうから
起きたらでいいんで連絡ください】


受信時刻は午前7時過ぎ。

おそらく結子が帰宅した頃だ。


ーーー心配してくれたんだ。


【おはよう。私は大丈夫。
心配してくれてありがとう】


わざわざ電話する事もないかと
メールを作成する。


「あらやだ。色気のないメールね」


いつの間にかすぐ横にいた蘭が
メール画面を覗いていた。


「ちょっと。盗み見やめてよ。あっ!」
「ねぇめぐりん。これ見てよー」


睨んでやったら蘭が携帯を奪った。

そのまま恵へと携帯を渡す。


「……確かに。これじゃダメね」
「よねぇ。友達へのメールじゃないんだから」

「だって友達って言うより
弟みたいな感じなんだもん」

「ヒロくんが弟みたい?」
「あら。その子、ヒロって言うのぉ?」


広海の顔を知ってる恵が反応する。

蘭は気になるというように恵に近寄る。


ーーーめぐ、話してなかったんだ。
たぶんレンって人の事しか眼中にないんでしょ。


「うん。弟欲しかったんだよね」

「ちょっとぉー!ヒロってどんな子なのぉ?」

「蘭、近い。ちょっと離れて。
まぁ…レンくんの方がカッコいいけど
ヒロくんもなかなかだったよ」


ーーーおや。誉めるなんて珍しい。


「へぇ。お目にかかりたいわねぇ…」


蘭が意味ありげにニヤリと笑う。


「やめてよ、口出しするの」

「ゆいこりんが男をかばうのは珍しいわね。
なに、その子となんかあるの?」

「……別に」
「なによ。今の“間“は。怪しいわね」
「なんでもないって」

「いいや、ゆいこりんなにか隠してる。
正直に吐いちゃいなさい!」

「ちょっと、蘭…」


ジリジリと蘭に詰め寄られて
不覚にもドキドキしてしまう。

なぜだろう。

昔から蘭にだけは無駄にドキドキする。


「蘭、別にいいでしょ。
なんでもないって言ってんだから。
それより次の予約しておきたいんだけど」

「…そうね。予約はパソコンか電話でするの。
パパりん、パソコン使って大丈夫?」

「あぁ、いいよ」


恵が助け船を出してくれるが
気になるフレーズがあった。

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