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インスタントコーヒー
第4章 答え
心臓がが弾け飛んでしまうほど大きなものを私は抱えていた。
ドサッと自室のベッドに倒れこむと
頭がくらくらして、起き上がることもできない。
ふいに目を閉じていたら先生の顔が浮かぶ。
たった少しの時間のことだったのに、
先生の存在があまりに自分のなかで大きくなっていく。
こんな風に辛いとき、自然と先生の温かさを思い出してしまう。
恋愛が怖い、先生への気持ちだって嘘だと信じたい。
それなのに、嘘だ嘘だと思うほど
嘘じゃない、って分かる。