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インスタントコーヒー
第6章 本当の気持ち〜結城先生side〜

こんなに、子供みたいにドキドキしている。
10歳も下の高校生に。

俺、そんな趣味なかったんだけどなあ、
と自嘲の笑みを浮かべる。

認めたくないけど
俺の下半身は俺の頭よりもずっと正直だった。

「…アヤ…アヤ…」

アヤの瞳を、髪を、手を、柔らかい唇を
一つ一つ思い出しながら硬くなって上を向いた
男の象徴を握り手を上下させる。

全身を巡る血液がどんどん一箇所に集まっていく。

アヤをもっと知りたい。
俺だけに見せてくれるアヤをもっと見たい。

手の動きを早めていく。

アヤ、アヤ、アヤ…

ドクンドクン、と俺の手の中のソレは
大きく脈打った。

腰がガクガクと震えた。

何やってんだ、俺。

汗とシャワーからでる生温いお湯が混じり合って
俺の体を伝っていく。

さっきまで耳に入らなかったシャワーの音が
やけにうるさかった。
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