この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
インスタントコーヒー
第9章 支え〜タクside〜
「私、テスト前にアヤと2人で勉強したの。
泊まり込みの予定だったけど、弟が熱出しちゃって、
アヤには夜中に帰ってもらった。」
「その時アヤがうちに忘れ物したから、
翌朝、出かけるついでにアヤの家に届けに行ったの。
そしたら、アヤはその日の夜家に帰ってなかったんだ。
アヤのお母さん出てきてさ、
すごくやつれてて、生気ない目してて、
何かあったんだな、って思った。」
「でも翌日のアヤは思ったより落ち着いててさ。
それから様子見てたら、全部繋がったよ。
あの日の夜、誰のところにいて
それ以来誰に支えてもらってるか
全部。」