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好きと愛してるの間
第9章 甘やかな時間 
「服着てください!」私が怒ると「みゆちゃん見て俺の母親は父が裏切った事が許せなくて顔が似てるって虐待」背中に大きなケロイド 火傷の跡
絶句してしまう 「子供の扱いなんてわかんない」
「お母さんは?」私が聞くと「今は病院 心が壊れて」何も言えない だけど
「お母さんはきっと心のバランスの取り方や愛情のやり方を間違えてしまったんだわ それほど愛してたのかもお父さんを だけど言い訳だよね 服着てください で少しだけゆう君の隣に居てあげて下さい」私はゆう君をおろしてシュウセイさんの隣に ミルクの用意をする
Tシャツを着ておとなしくしてるゆう君の隣に なんだか緊張してる おかしい
「朝御飯にしますよ」私が言うと「みゆちゃんミルクどうやるの?」小さなお皿にお粥とジャガイモや人参お野菜の炊き合わせを柔らかくした物を用意して
「これを食べてからミルクです 離乳食ですよ」イスはどうしようかな「俺にやらせて」シュウセイさんが抱っこしてイスに 小さなスプーンに少しだけのせて口に「ヤバイ 大変なんだな いっぱい食べろ」ぎこちないけど一生懸命 しっかり食べてミルクは少し
抱っこしたまま自分のご飯を食べてると不意に泣き出す「なんだ?」おしめかな?「オムツかも 替えますね」私がオムツを替えるのをじっと見詰めて「母さんもこれやってくれてたのかな」呟く様に 
「たぶん だけど心が壊れていく中 ブレーキが効かなくなり痛みと苦しみに心が溺れていったんだと思う 弱い者にあたるのは卑怯だけど 逃げ場のない苦痛に抗えないまま暗い闇に堕ちてしまって自分自身コントロールさえ失ったのかも 私も苦しんだ時があったから 双子の弟の面倒 受験 慣れない他人との生活 自分自身のコンプレックス 人から見たら贅沢な悩みや些細な事も 息の仕方さえわからなくなって声を無くしてしまったわ」私の言葉に
「俺が出来ることあったのかな?」私が笑って「ぎゅってしたら良かったのかも 双子の弟にそうされて私は必要とされてる事を知ったから お腹はいっぱい?コーヒー飲みますか?」シュウセイさんがボソッと「ココア」って「アイスですか?」の問に「ホット」って厨房に戻りホットのココアとロールケーキ

「美味しいね」ゆう君をぎゅってしながら なんだかほっこりする光景 さぁ残りお弁当仕上げなきゃ

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