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第9章 甘やかな時間　

「行ってきます　冷蔵庫にシブースト入ってます」私は会社に

「おはようございます」今日も冷蔵庫に名前を書いてお昼渡しに行くつもりで
さぁ仕事　「榊さん？」海外事業部の近藤さん？何
「はい　どうしました？」いきなり頭を下げて「お願いします　手伝ってください」って思わず上司の八木沢さんを見ると
「そうきたか　一番弱い立場の人間を使うなんて」あきれ顔で近づいて来る
「あの　私も仕事が」ガバッっと顔を上げて
「無理を言ってるのはわかってます。ですが時間がないんです。お願いします。」必死の形相
「あの」困った「どうしたい？榊さん？」八木沢さんも困り顔
「あの具体的に何を？」とりあえず内容も聞かずに返事も出来ない
「僕ではルカさんの言葉を正確に理解する事が出来ません、通訳をお願いします。」また深く頭を下げてしまう　このままでは埒があかない
「あの課長　三時までに仕事をなるべく片付けます　その後手伝える事をするかたちではどうでしょうか？」八木沢さんは「榊さんが大丈夫なら此方もサポートするが彼女の部署は経理だ　彼女は資格もあり貴重な人材だ　無理だと判断すれば直ぐに戻ってきてもらうそれで良いかな？」課長の厳しい声二人で頷く
「よろしくお願いします。ありがとうございました」深く頭を下げて出ていく
「ありがとうございます　我が儘言ってすいませんでした」苦笑いのままで「仕事はしっかりしてもらうからね」って「わかりました」私は急いでデスクに仕事に取り掛かる
昼過ぎにすべて終わり　八木沢さんに報告その足で海外事業部にすると扉の前にルカさんが
「ようこそ　やっと仕事が出来るよ」迷惑な人
「宜しくお願いします　榊です」私が頭を下げようとすると「ダメだよ　同じ立ち位置で君は僕のパートナーだからね」もうややこしくしてるってわかんないのかな「お言葉ですが私は補佐です　パートナーはあくまで近藤さんですから」面倒だな
「榊さん　ありがとうございます。宜しくお願いします。」笑顔が爽やか　
「さぁ仕事しよう」皆で今回の会場のデパートへ

私はあくまで通訳　近藤さんの説明　ルカさんの言葉をわかりやすく　百貨店の人を交えて

二時間近く話し合い大筋の話し合いは終了
「開催当日が楽しみですね」って百貨店の人も嬉しそう　とにかく一安心
会社に戻る途中ルカさんが「皆で食事にでも行きますか」って運転中の近藤さんに