この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
「宜しくね 榊 美優です」私が言うと「僕は笠原 彰人です 早速始めよう 読書も飽きたし」アキト君が「どうする?とりあえずハンデをあげる 僕が黒ね」高そうなチェス盤と駒 テーブルに移動して向かい合う
駒を並べて私が先手 
「制限時間は無しで良いや 宜しく」私達は無言で始める
遥さんはケーキを備え付けの冷蔵庫にしまい盤を見守る


「チェックメイト」私の声にアキト君の「スゲーなめてた 泣きのもう一回戦」私が遥さんを見ると
「約束だからね 生活態度を改めて 僕や看護婦さんを困らせない いいね」頷くアキト君

「改めてもう一回戦 ちゃんとやろう ハンデなんかあげない みゆ強いんだもん 草壁先生は歯が立たないぐらい強かったけどみゆは真っ直ぐな駒運び 迷いがないしヤバイぐらいゾクゾクする」不意に顎に手が
「勝ったらみゆが欲しい 負けたら何でもするから」私は鳥肌もんだわ 慌てて離れる
「そんならキス1つ 勝負だ」ため息 さっきまでの気だるげな様子がエロ親父みたいに
「うぶな感じがヤバイ ゾクゾクが止まんない」そんな様子を見てた遥さんが「みゆさんだろ 彼女はるいの婚約者だ 触るなら試合は中止」奪ってやる呟いて「勝負だ」はぁ負けられないなぁ
 
ストップウォッチが用意され 先攻後攻を決める
「面白そうだな 私も見せてくれないかな」突然声が「三崎のおじさん どうぞ」誰?「また病室をぬけてきて るいが心配しますよ こちらるいの家の顧問弁護士さん 今は息子さんが引き継いでますよね 大丈夫ですか?」心配顔「大丈夫 大丈夫こんな対局めったにみれないし ワクワクする」座り込んでしまう
「じゃあ改めて始めよう」遥さんは飲み物を買いに

「よし 今度は俺が先だ 絶対勝つ」真剣勝負だ
張り詰めた空気 一手一手に集中

時間は静かに過ぎてく 三人が見詰める盤の上 戦いは終盤戦 

「チェックメイト」私の声にアキト君が「もう少しだったのに 悔しい」ガックリと肩を落として三崎さんが笑う「面白かった 久し振りにワクワクした えーと」私の方を見て「将棋も出来るかな?」私が頷くと「次は私と勝負してくれないかな?」って
「三崎先生また病室を抜け出して みゆありがとう」背中からソファ越しぎゅって るいだ
「そんな顔するんだ 勝負では容赦なかったのにみゆには甘いんだな」るいが「榊さんだろ 勝負は終わりだ」

/483ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ