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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
「ありがとう付き合ってくれて 仕事途中だったよね ほんとに色々御免なさい 今日仕事来たら昨日の分全部終わってたから 一度退社したんだけど気になって あの量を一人でだよな と人事課の片瀬さんの事ほんとに悪かったと思ってる 嫌な思いさせて」頭を下げる上司に戸惑う
「大丈夫ですよ 仕事は私が海外事業部にお手伝いに行ってるから皆に負担が掛かる分片付けてしまいたくて 片瀬さんは正直腹が立ちましたけど 理由があるんですよね」私が聞くと八木沢課長の苦い顔

「お待たせしました」お料理とお酒 てか日本酒ハーフサイズで2本樽みたいの冷されて入ってる 美味しそうなお料理も沢山 さくっと帰りたかったのに

「とりあえず呑みながら」お酒を注いでくれる仕草に慌てて私が「やります」って 苦笑する八木沢さん気にしないのにって 私が気まずいわ
「では日頃の英語の先生に感謝と今回の事の謝罪に」カチリと小さくグラスを合わせて「頂きます」私も頭を下げる 冷たい日本酒 美味しい

ゆっくり食事しながら「片瀬さんとは入社時に仲良くなって流れで付き合うようになったんだ 男勝りにバリバリ仕事こなしてカッコいい感じだけど案外小心者でよく泣いてたよ お互い仕事に追われながら愚痴りながら それぞれの部署で頑張ってたはずなんだ 大事な仕事も任されて そんなとき彼女パワハラで上司に呼び出されて 彼女も部下をきつく指導し過ぎたって反省したんだけど誰も彼女の下につきたがらなくなって 孤立していったんだ 派遣の人と組んでやる仕事に苛々して僕とも喧嘩が絶えなくて 
男だから順調に出世するけど私はこんなお飾りみたいな仕事ばかりだって 
二人に少しずつ溝ができてった 4年付き合って別れたよ 彼女の苛々を僕にはどうする事も出来なかった 逃げたのかな」辛そうな顔
「片瀬さん今は?」私が聞くと「今は新入社員の説明会なんかに それを纏めて報告書 パソコン苦手で派遣は5時迄で帰るからきっとその後で」綺麗だしうまく立ち回ればいくらでも手伝ってくれそうな人いそうなのに弱い所見せれないのかな
「なんだか不器用な人ですね」私が言うと「俺も余裕無さすぎた」課長プライベートだと俺って言うんだ「あ!僕ね」はいって頷く 笑ってしまう気にしないのに
「榊さんお酒強いね」二人で気が付くと飲みきったみたい「これもう一本」もう「これで最後ですからね」
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