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第5章 ライバル？近づく距離

食事をしていくつもの新聞に目を通して
「早めに帰るから」って額にキスして慌ただしく家を出ていった
英字新聞　経済新聞　スポーツ新聞まで私も本や活字が好きだけど沢山届くからゴミに纏めるのが大変
その他にもパソコンでも視てたりとにかく勉強熱心
普通の家に新聞を纏める機械があったり台車があったり掃除も洗濯も私がやりますって言ってお料理も大好きだから愉しくやってるからそのついでに新聞や雑誌もやりますって言ったら　重いからって
大事にしてくれすぎて困ってしまう


夜の飲み会用に和洋折衷色々考えてつまめる物や和食の煮物なんかバラエティーに用意した
お料理をするからってるいさんが包丁まで買ってくれたんだけどやっぱり自分のが使いやすくて両方使って調理
デザートの小さなケーキの飾り付けをしてたらいつの間にか昼過ぎになっていた
「みゆちゃんただいま　良い匂いなんか食べれる？お腹すいちゃった　ヤバイケーキ可愛い食べても平気？
全部食べたい」
チーズを入れた生クリームをのせたガトーショコラ　
一口サイズのベイクドチーズケーキ　ドライフルーツを入れたレアチーズケーキ　アッルパイや小さなケーキ数種類
「可愛すぎる。みんな一口サイズ　ケーキ美味しい　あれも食べて良い？ローストビーフにオムレツみんな喜ぶよ　実はそれぞれ好みがあったりでみゆちゃんに負担掛けたくなくて言わなかったけどこれだけバラエティーにあったら迷うな　あれはなに？」
「一口サイズの手鞠寿司ですよ」
まるで子供みたいなるいさんに私が笑うとぎゅて抱きしめてくれて「ありがとう」って
「みゆ　良い匂い」
私は恥ずかしくて
「どれぐらいに集まりますか？揚げ物とかはなるべく直前に用意したいんですが？」
「そうだね　たぶんバラバラなんだけどほら引っ越しの時に手伝ってくれたゆきちゃんが六時過ぎかな」
「裏方に徹しますね。そこの扉閉めてこのスペースからお料理出します。洗い物は浸けて置いてもらえば大丈夫ですからね」
「朝　お味噌汁が飲みたいな」ボソッっとるいさんが言うので用意しますよって答えて
「ご飯にしましょう　天丼ですよ　サラダを先に食べてて下さいね　はい席座って下さい」
厨房から　はいはい　って言いながら出て行った