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第6章 I'm totally into you .

I never knew what love was until l met you


実家に呼ばれて渋々帰れば母がべったり側で恋人は？結婚は？
面倒だ　兄は弁護士とファッションデザイナー
好き勝手にやってるのに
そもそも医者になる気なんてなかった小さな頃から両親は仲が悪かった
金持ちの医院長の娘で父は気位の高い母にウンザリして愛人がいた
愛人が産んだ子供が医者になる　そう聞いて母が発狂した私は３人も子供を産んだ　誰も病院を継がないなら病院を乗っ取られる　死んでやると

その頃高校の三年で　株で儲けた金でカナダの大学を受ける予定でいた僕にとっては迷惑な出来事

兄達はそれぞれの進路に母の事はただ困り顔で僕を見るばかり

渋々大学を受け合格　母が初めて誉めてくれたのが屈辱的だった
大学一年はとにかく遊んだ　モテると自覚してからは手当たり次第
恋や愛なんてどうでも良かった

それに飽きてマンションを建てる事に　設計士と相談して自分の理想を全部入れて

金はいくらでもあったから贅沢に要塞作りのシュミレーションゲームみたいで楽しかった

大学は順調に卒業　父の病院で経営と外科医をしながら毎日が過ぎていった
恋人がいた時もあったが忙しくて結局別れたり　
相手には不自由しなかったから悲しいなんて思った事もなかった

そんな時に実家から呼び出し　結局愛人の子供は会社員をやってて今度結婚するらしい
誰か結婚しないのかと大騒ぎ　この頃の父は愛人と別れ実家には要るが離れに独りで暮らしてる

話が長くなりそうなので彼女がいるって嘘をついた
車は実家に置いて電車で
満員の通勤電車にウンザリしてた時にみゆちゃんに会った

ゴソゴソ身体を動かして泣きそうな顔　痴漢かもそう思って手を伸ばし壁を作る

ぎゅっと握った手が震えてて思わず痴漢の足を踏んづけて報復
可愛らしい顔が涙で濡れてる
手に入れたい　笑顔が見たいと思った

同棲の話をすると驚いた顔　だけどなんとしても手に入れたいと思った。恋したのかも

なんとか同棲を承諾してもらって二人暮らし

みゆちゃんは料理　洗濯　掃除完璧でなにより静か　帰るのが楽しみで　楽しみで