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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「お手伝い頂いた方ですか？今夜のご予定は？」森さんが無いですよに
「もしよろしければ食事でも如何ですか？用意させて頂きますよ無理言いましたので」完璧な笑顔
「ありがたいのですが堅苦しいのは苦手で」此方も役者　榊さんは？に
「ワインの手直しなどありますから来ていただく予定です」え？！私？
「みゆちゃん　こっちね」ぎんさんがニコニコ　
皆が私を見てる　わかりました
「私達も一緒に行くとご迷惑ですか？」少し考え宮坂さんが大丈夫ですよ
大きなバン２台に積み込み　伊波さんの車が後をついてくる

「お二人は此方で着替えを　みゆこっち」
るいに少し遅くなるかもって連絡　

スーツに着替えフロアに案内され
「どうぞ　お婆様の誕生日会なんです　お料理楽しんでください」
有名人や著名人がウロウロしてる　なんだ？この豪華なパーティは？
「伊波さん　あれ女優じゃん足長いな　ヤバイ面白い　料理も豪華手伝いでご褒美これじゃあ榊さんに感謝だよてか何者？宮坂って政治家にいたよな　親しそうだったし」
《ほんとに何者？人形みたいに綺麗な顔を俯き加減で隠し極めつけは野暮ったい眼鏡　バンドの配信に参加してたり政治家の息子が呼び捨てとか益々興味が沸いてきた　久々にゾクゾクするな》


「千夜さん私は？」困った顔して　協力してにため息
着物は着れるに　頷くしかない　
部屋に案内され着替えてって　西陣織の美しい着物
帯にはバラが描かれてる
「みゆちゃんの為に用意してたんだよ　この前のお礼にね」着替えるしかないか
千夜さんが出ていった後着物を着て　鏡の前に
なんだかちぐはぐ　眼鏡かな？人形が歩いてるみたい
「みゆ着替えたか　なんだ眼鏡は没収　触るぞ」
髪を軽く遊ばせて　唇に色つきグロス
「みゆ短い髪も良いな　首筋が艶っぽい　足も？傷　これは？」　ちょっとやめて下さい
「みゆこれは！言わないと剥くぞ」怖いから　私が渋々話しをする　

「嫉妬は醜いな　八つ当たりとか迷惑だし気を付けろよ」必死に頷く　笑いながら良い子だって
「着付けも完璧　エロいよな　凛としてるのにこの白い柔肌」私を見つめる瞳にギラギラした闇が見える
「はいそこまで　みゆちゃんが怯えてるよ」舌打ちして私を離す　
「行くぞ　みゆばあ様に会わせてやる」手を取り歩き出す　なんだかわからないし　てかワイン届けて終わりじゃなかったの　帰りたいんだけど！