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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
よしとりあえずこれが終われば帰れる

廊下を進み外にはたくさんの人
室内からピアノを弾く あちらはきらびやかでこちらは真っ暗 私がイスに座ると横に銀さんが人の目を遮る 大きく大きく深呼吸
最初は歌詞なし 次は歌詞ありで
震える手に銀さんが大丈夫って笑うから よし!
軽く指を慣らし小さく頭を下げる
後は夢中で スピーカーから流れる音は愛情に溢れて優しく甘い

最後の音まで集中 終った!
ものすごい拍手 小さな頃の発表会を思い出す あの頃は苦手で何度も巧く弾けなくて泣いたな
指が壊れるぐらい練習して泣いて泣いて 叶わなかった願い 挫折感より絶望感 

「帰れる?」小さな声に銀さんが頷く 肩の力が抜ける 疲れた ケータイや服を渡される

「ありがとう さとしが来る前に帰ろ 捕まると厄介だから 離さなくなるよ」着物はそのままで

帰りますに直ぐに返事が 待ってるの返事 飛んで帰りたい今すぐぎゅってしてほしくなる

銀さんが運転 千夜さんが助手席 
後ろに私が座ると
「靴はこっちが良いね」下駄を素足に履かせてくれて 靴を袋に 
小さくて可愛い足だね サイズは?なんで?
「22か・5です」フーン 優しく撫でるからゾワゾワする
銀さんが運転席から 行くよって急かす
助かった ふかふかのシート 小さくあくび

「疲れたね 寝てても良いよ」そう言ってくれても

見慣れた景色 もうすぐ家 マンションに到着
「みゆ お帰り」るい!ドアを開けてくれて私を抱き上げ 着物?って不思議そう

「遅くまでありがとうみゆちゃん 着物は巻き込んでしまったお礼ですと宮阪が またね」ぎんさんも手をぶんぶん振ってくれてる

下ろしてもらい荷物を受け取り車を見送る
「みゆ話し聞かせてね」嫌な予感 ご飯は食べたしくまたちは寝たよ キスして 手を握る

奥の部屋にプライベートキッチンでコーヒーを淹れてくれてソファに座る
肩に凭れてため息をつく私に
「僕から話すね 夕飯ははるかが親子丼とお味噌汁を作ってくれたんだ ゆうはみゆが作ってくれた野菜の炊き合わせと肉団子とカボチャのスープを 夜は白身魚のムニエルを用意してくれてたから炊き合わせの残りと食べたよ スープは無くなったからはるかがお味噌汁をゆうに そしたらね」るいが笑ってる なんだろう 気に入ったのかな?に違う逆 逆?



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