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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

皆が笑う顔が大好き　

ゲストルームを掃除して　ゆうくんの服を仕上げる　今度はモコモコの軽いセーター　パンツは伸びる生地素材を使ったから動きやすく

「みゆちゃん？」厨房にはるかさんが　側に　可愛いなぁって手元を見ながらゆうのはみゆちゃんお手製？に
「できるだけ　足が長いしよく動くから市販のは合わなくて　ボタンもチャックも嫌い　帽子は好きだけど服にくっついてる帽子は嫌い　食べ物みたいにこだわりがあるから　別に着ない訳じゃないけど一瞬難しい顔するし私に出来る範囲でダメな事はダメって叱りますよ　だけどこだわりは悪いことではないでしょだから」私が服を渡すと　
「軽いセーターだな　愛情たっぷりだね」小さなセーターを抱きしめ　なんだか羨ましいって呟く

「さぁ片付けて仕事行かなきゃ」私が言うと　大変だねって　手伝ってくれてはるかさんは夜勤　くまさんはお休み　るいは？
「送るよ　そのまま仕事に行くからで帰りは連絡して」了解
さっそくズボンをはかせる　少し長めで裾を折って
上はトレーナー　足をパタパタ動かしてるから気に入ったみたい
「可愛いね　グリーンでこの生地良い」くまさんがニコニコ　

「歯みがきしようね」歯みがきして顔も拭いてオムツも替えたら上機嫌で歩き出す
後でくまさんと公園に行くみたい　

「みゆ行こうか？」後を頼んで家を出る　くまさんは鍵を持ってるから大丈夫

会社の前「後で」って手を振る
パソコンに今回の資料を纏めていく　売り上げも好調二人の販売効果もあるみたい　イケメンは万国共通みたい　
電車で現場に　此処の会議室を借りて話し合い
「近藤さん」休日にすいませんて　仕事なんだし
今回は次の引き継ぎをしてくれる営業の
「榊さん？」倉田さんがバレンタインの企画をするみたい　でもう一人は
「倉田の上司で三坂と言います　今回大成功でバトンを渡されましたから次も頑張りますよ」って笑顔が優しい　
百貨店の人がニコニコで入って来て二人も会議が始まる

話し合いはルカさんも知り合いのショコラティエに声を掛けてくれるみたいで全面的に任せてもらえるみたい　
「宜しくお願いします」終わった　さぁ纏めて帰ろう
パソコンに向かう私の後ろ
「終わったら時間ある？」ぞわってする甘い声　休日ですし迎えが来ますのでお先失礼しますに
「君は何時も忙しそうだね」なんか機嫌悪そう　厄介だな