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第7章 想い合う気持ち

「お腹すいてませんか？何か作りますね」私が立ち上がろうとすると
「ダメだよ。話しが先だよ　怖かったんだよね　きっと何かトラウマがあってフラッシュバックしたんだよね。その心を傷付けたの何があるの？」
抱きしめられて背中をゆっくり撫でられると知らず知らず涙が
「話して　みゆ」

私はゆっくりゆっくりため息を一つ
「小さな頃私いじめられた事あるんです。目の色が気持ちが悪いって肌も白くてあんまり笑わなかったから人形　人形って　父親に相談すると気にするなって　お母さんは体が弱く心配かけたくなかったんだけど直ぐに気が付いて(いじめられたの？)って
私に少し色がついた目がねを買ってくれたの
少しして黒いカラーコンタクトのパンフレットを見せて(こうゆうのもあるけど　必ず眼科に相談すること)って最後まで私を心配して

中学に上がったときカラーコンタクトにして　父親が再婚して直ぐに双子が産まれたの
姉が出来たけど他人だし双子の男の子は母が始め子育てしてたの　だけど忙しくなってきて私が高校の頃には私も子育て手伝うように
吹奏楽部に入らないって言われてたけどまっすぐ家にご飯作ったり部屋片付けたり双子の面倒見たり
時間が空いたときに弾くピアノだけが息抜きだった」「ピアノ習ってたの？」
「お母さんが大好きで　喜んでくれるから必死に練習したんです。亡くなってからは忙しくて」
「ピアノ好き？」「はい」
「だからここにあって嬉しかったんです　髪も黒くしてカラーコンタクトで人と違う事がこわかったから　でも自分に戻れる場所が欲しくて
髪は染めなくなったけど　コンタクトはそのまま　たまに疲れてしまって」
「それで独り暮らしを」「はい」
「実家には姉がいますし　留学してる双子も帰って来るし　父親や母も　だから」
「ここでは素顔のみゆで良いんだよ？」「はい」
「何で今日の怖かったの？」
「父の所で働いてた人が私の事さわる人で怖かったんです。笑いながら近づいてきて」私が少し震えてるとぎゅって抱きしめながらるいさんが
「誰かに相談した？」「誰にも　少しして独立するって聞いた時は嬉しかったんです。でもたまに父に会いに来てて　今は来なくなりましたけど」
「みゆ話してくれてありがとう　みゆの目の色も白い肌もお人形みたいな顔も大好きそれと