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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

部屋を出ていくしゅうせいさん　皆が大爆笑
「ヤバイなアイツあれでなんだっけ抱かれたい男一位かよ　雑誌なんかは格好つけてるけど俺らが見る姿と落差ありすぎだろ　てかなんやあれ」ゆきとさんの言葉に
「気を緩める時間も大事だよ　完璧でなければいけないのは案外大変な仕事なんだから」はるかさんの甘い優しい言葉にシンさんが
「ありがとう　此処は優しくなるな　また来て良いか？」にるいがため息
皆が笑い　ゆうくんはキョトン顔　くまさんは大事そうにまだ食べてる

「出来ました　シンさんお弁当にしました　ゆきとさんはこれ　くまさんはシベリアと後のお楽しみ　はるかさんも要りますか？」に頷いて
僕のもお楽しみ欲しいって可愛い　了解

さぁそろそろ仕事行かなきゃ
「なぁ会社まで送らせて　ご飯また来たいし」え！いいよに　早くって
「ダメだ！顔が曝されて自身が商品である自覚を持てくま仕事だ　ゆうを連れて下に　みゆ」了解私は裏からね　片付けしたし
「また来て下さい」みゆ！！閉じ込めるからねって　それはヤバイ

「大事な人なのはわかったけど嫉妬深いのは余裕なさげでしんどくなるで　お土産ありがとう　今度は事前にシュウに連絡させる」深々と頭を下げ
お騒がせしました　また来ますってニヤリ
部屋を出ていく後ろ姿に　もう来んでってゆきとさん
皆がフッと息を吐く　ゆっくり厨房を出る

「さぁ行こう」車にゆうくんはぎゅってオオカミのぬいぐるみを抱っこ　

「やっぱり人気になるわけだよね　シュウ君もシンさんも格好いいもんね」なにしみじみ言ってるんだか
「私には遠い人達ですよ」に僕もだなって　
笑い合うこの距離感が幸せ

ゆうくんをぎゅってすると笑うから元気をもらって会社に席に座って仕事を始める

「何で君は自分を過小評価するんだ！だからこの国は「止めろ　すまない　此方での出向は今日までなんだがまた何度か一緒に仕事させてもらう予定なんだ　その時は宜しく　行こう」ルカさんが引きずるように連れて行く　ビックリし過ぎて唖然としてる私に
『諦めないからな』フランス語の捨て台詞

「大丈夫？榊さん」課長の言葉にビクッてなる
頷く私に　まるでドラマみたいだなって　ほんとに間近に撮影見た感じ
「ビックリしましたけど　優秀な二人ですから私の事なんかすぐ忘れますよ　仕事しましょう」笑う私に
そうだなって　たぶん大丈夫