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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

今日は帰してあげる　だけど今度泣いたらもう遠慮しないからな　耳元で囁く

「みゆちゃん帰る？」頷くと銀さんがぎゅってしてまたねって　
皆にサヨナラしてるいの車に最後まで銀さんが手を振ってくれる　
「みゆごめん　心臓が止まるかと思った」るいが私の手をぎゅって　

あのビルからそんなに離れてないんだ　
ゆうくん大丈夫かな？仕事は　投げ出した訳じゃないけど少し後ろめたい
「ゆうくんははるかが見てるから　だけどずっとご機嫌斜め　あの子は帰ってからちゃんと話すから　シャワーしてゆっくりしてから皆で話そう」るいの言葉に後ろの席のくまさんが小さくごめんって　たぶん

私だけ奥に「待ってるから」二人がパーティルームへ
楽な服に着替えてお化粧して　厨房に
「明日のご飯は？」にみゆって呼ぶ声

はいはい　皆の所に　
ゆうくんは寝てしまったからくまさんが側に男の子も寝てるみたい

「みゆちゃん！お帰り」はるかさんがぎゅってして　心配したって　迷子じゃん扱いが

るいが少しため息
「みゆ　ビックリさせてごめん　あの子は田村　咲って言うんだ」サクくんか
「親が」もう良いよ「るいが決めた事なら私は協力しますよ　好き嫌いは？」はるかさんがないって　小学二年生　にしては小さい

「明日はオムライスにしましょう　先入観でみたくないですから　必要な情報だけで大丈夫です」に皆が頷く　はるかさんにありがとうございますって言って厨房に明日の用意

しばらくしてるいが厨房に
「みゆ話しよう　はるかは明日朝くるって　あの」私も話さなきゃね　作業しながら全部始めから話す　森さんの違和感や話してくれなかった寂しさも
静かに聞いてたるいが
「ごめん」ぎゅってして「みゆに嫌われたくなくて失敗した　暫く預かる事になりそうなんだ　唯一の肉親の母親がさくを病院に置いて逃げたんだ」悲しそうなるい　
「大丈夫です　皆に手伝ってもらいながらですが宜しくお願いします　さぁるい先に寝てください　私も片付けしたら寝ますから疲れちゃいました」上手に笑えたかな？　一緒が良いって拗ねるるいを追い出す

明日の準備をしたら急激に眠くなる　るいの横にやっぱり安心する
「ありがとう　お休み」の言葉も半分夢の中　
優しく撫でる暖かい手　大好きな場所