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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

いきなりしゃがんで服を捲る　何？がぶりと優しく脇腹に噛み付き「味見　お腹ペコペコだから」ヤバイ　仕返しされたよね　こんなにドキドキするなんて
ビックリした顔の私をニヤリと見上げ　奥で食べるってお皿とパンとケーキを持って行く

「みゆ御飯まだ」あーはいはい　準備してどんどんカウンターに並べてくと銀さんが嬉しそうに運んでく

「いただきます」二人で　気持ちいいぐらいなくなってく　ハギさんは黒パンが気に入ったみたい　

熱い紅茶を用意　はるかさんが側に来て
「ケーキ持ち帰れる？」たぶんお父さんに食べさせてあげたいんだな　了解　

「はるかさんどうぞ　感想聞かせて下さい」ケーキの箱を渡すと　大丈夫？帰るまでいるよに
「大丈夫だよ　僕が側にいるよ　はるかは明日朝からだろ」に了解またねってぎゅって抱きしめてからバイバイって出ていく

「ごちそうさま　みゆ」カウンターに次は何するの？に朝御飯の用意かな　自分の好きな具を入れる感じにしたくてに　皆が？顔

え～とピタパンに色んな具材を挟んで食べるんです　オーブンで焼いたピタパンをカウンターに
「このパンは中が空洞なんです　半分にして　具材はこれから作りますが　焼き肉とか照り焼きチキンとかローストビーフ　サラダと一緒に　出来てるのでどうぞ」片手で掴みやすいぐらいのサイズに焼き肉とサラダを詰めて銀さんに渡す
「いただきます　旨い！」嬉しそうに　ハギさんがじっと見つめて
「みゆサイズ小さめに作ったんだ　子供用に？」よく見てるな　正解ですにすげえなぁって
「朝はピタパン　オニオンスープに鯛のカルパッチョ　ザクザクササミカツです」私が言うと銀さんが良いなぁって
「御飯食べたら帰れよ」はぁいって銀さん
私の側から離れずたまに髪や頬に触れながらるいが言う
「鳥のミルク完璧だな　時間かかったろ　忍ぶが悶絶するぜ　甘いけどこのフワフワ感はヤバイ　甘いのダメだけどこれはいける」嬉しい
持って帰るのは　銀さんに聞くといっぱいって　可愛い　タッパに詰めたのをカウンターに
「みゆちゃんの御飯大好き　ありがとうございます」両手に袋を持って嬉しそうにクルクル回る　
「こっちはケーキと黒パンです」ハギさんがありがとうって　笑顔がなんだかドキッとさせるぐらい格好いい　様になるなぁって見てると目の前にるいが
ぎゅってして　よそ見禁止って耳を噛む