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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
バスケットを大事そうに抱え大木さんが帰ってく 何度も宜しくお願いしますって 最後には10時って念をおして 安請け合いしたなぁって後悔
「みゆちゃん?」くまさんが心配顔 大丈夫ですもう開き直るしかない 後で練習しよう
「みゆさん 昨日のケーキありますか?」了解 昨日のと今日のをお皿にココアを渡すと嬉しそうに笑う
ゆうくんとくまさん用にも サク君にお願いするとはいって良い返事
お弁当を作って
「くまさんお弁当冷蔵庫にありますお昼皆で食べてくださいね 夜は鍋焼うどんにしましょう 揚げ出し豆腐にパリパリサラダスイーツは内緒です」に拍手 可愛い
るいのご飯の用意 皆で外にくまさん達は公園私は彼処に行こう 観客がいるイメージがしやすい
車に楽譜を持って出発
坂の上ホテルだったラウンジにピアノ かつてはたくさんの人が居た場所
佇まいが格好いい私もこのピアノに恋したのかも 静でだけど音は太く甘い音色は唯一無二
「よろしくお願いします」鍵盤は冷たいのに華やかに溢れる色彩に技量を試されてるみたい
何度も音を走らせる 身体に音が溶けてくこの瞬間が痛くて歯痒くてワクワクする 完璧に近付けたい小さな楽譜の吐息すら見落としたくない
「なんだろうピアノだけなのに物語みたいだな ライブ会場が見える 目を閉じると人の息づかいまで肌に感じるみたいだ すげぇ」ビクッてなる私に
「みゆちゃんもピアノに恋したんだな 息ピッタリこいつはさとしでさえ拒んだのに 両想いじゃ仕方ない」ピアノ弾けるんだ なんだか想像出来ない
「今似合わないって思ったろみゆ しかし聴いたこと無いなぁあのバンドのだろ?」宮坂さんに黒さん
ピアノが拒むって?
「調律して弾いたら音が濁ってる感じがしてまるで噛み合わなかった だからみゆが弾いてる音聴いて敵わないこいつが選んだのはみゆだって知った 黒にも弾いてもらったけど違うんだ上手いけどそれは技量ピアノでしかない みゆにはこんなに寄り添うのに」頷く黒さんがぼそりと
「寄り添い愛し合うみたいな音色 俺のはまるで独りよがりどんなに練習してもただ上手になるだけで響かない 恋愛映画も共感出来なきゃつまらない 共感出来るからこそハラハラしたり泣いたり笑ったり引き込まれてく 大事な事忘れてた 自分が楽しまなきゃあこがれ胸の奥を掴む 在り方を教えられたよ」
スッキリした顔
「みゆちゃん?」くまさんが心配顔 大丈夫ですもう開き直るしかない 後で練習しよう
「みゆさん 昨日のケーキありますか?」了解 昨日のと今日のをお皿にココアを渡すと嬉しそうに笑う
ゆうくんとくまさん用にも サク君にお願いするとはいって良い返事
お弁当を作って
「くまさんお弁当冷蔵庫にありますお昼皆で食べてくださいね 夜は鍋焼うどんにしましょう 揚げ出し豆腐にパリパリサラダスイーツは内緒です」に拍手 可愛い
るいのご飯の用意 皆で外にくまさん達は公園私は彼処に行こう 観客がいるイメージがしやすい
車に楽譜を持って出発
坂の上ホテルだったラウンジにピアノ かつてはたくさんの人が居た場所
佇まいが格好いい私もこのピアノに恋したのかも 静でだけど音は太く甘い音色は唯一無二
「よろしくお願いします」鍵盤は冷たいのに華やかに溢れる色彩に技量を試されてるみたい
何度も音を走らせる 身体に音が溶けてくこの瞬間が痛くて歯痒くてワクワクする 完璧に近付けたい小さな楽譜の吐息すら見落としたくない
「なんだろうピアノだけなのに物語みたいだな ライブ会場が見える 目を閉じると人の息づかいまで肌に感じるみたいだ すげぇ」ビクッてなる私に
「みゆちゃんもピアノに恋したんだな 息ピッタリこいつはさとしでさえ拒んだのに 両想いじゃ仕方ない」ピアノ弾けるんだ なんだか想像出来ない
「今似合わないって思ったろみゆ しかし聴いたこと無いなぁあのバンドのだろ?」宮坂さんに黒さん
ピアノが拒むって?
「調律して弾いたら音が濁ってる感じがしてまるで噛み合わなかった だからみゆが弾いてる音聴いて敵わないこいつが選んだのはみゆだって知った 黒にも弾いてもらったけど違うんだ上手いけどそれは技量ピアノでしかない みゆにはこんなに寄り添うのに」頷く黒さんがぼそりと
「寄り添い愛し合うみたいな音色 俺のはまるで独りよがりどんなに練習してもただ上手になるだけで響かない 恋愛映画も共感出来なきゃつまらない 共感出来るからこそハラハラしたり泣いたり笑ったり引き込まれてく 大事な事忘れてた 自分が楽しまなきゃあこがれ胸の奥を掴む 在り方を教えられたよ」
スッキリした顔