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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「ご飯にしましょうね」ゆうくんをイスに　鯛のお刺身をフォークで刺しくまさんに慌てとめられる
「なんでダメなの？」サク君が　くまさんがまだ身体が準備出来てないからだよって
詳しく話してる側から唐揚げを狙ってる
「ゆうくんはおうどんだよ」トロトロお豆腐入りで小さく柔らかい鶏肉の肉団子

「段階を順番に少しずつ　離乳期には味に慣れてから歯もまだ全部じゃないからね」にサク君がいっぺんに生えないんだって　二人が話す横でゆうくんはモグモグと一生懸命食べてる　お豆腐がお気に入り

チャイム？はるかさんかな
「みゆちゃん　晩御飯まだある？」なんだか可愛い　るいは今日は遅い　
「大丈夫ですよ　ゆうくんを見てて下さい」に了解って
サク君達にはふわふわどら焼　餡は自分で挟む　生クリームやジャム　フルーツも小さくカット

「ゆうくんはこれね」崩したゼリーの中に舌で潰せる果物を少し　スプーンを口に嬉しそうに食べてる

「みゆちゃんエビがサクサク　海苔の天ぷらも美味しい　卵は半熟　一口サイズのお餅が最高　椎茸や甘辛いお肉とほうれん草　焼きネギ幸せ」なんだか大袈裟
はるかさんもお豆腐がお気に入り　手作りだから固さは調整できる　ゆうくんはトロトロ　揚げ出し豆腐は少し固め　

朝はバイキングみたいにしようかな　ゆきとさん来るかな　和食で色々作ろう

「ご馳走さまでした」歯みがいてくるってサク君が走り出す　くまさんに今日のなんでだろうを聞きたいみたい　ゆうくんはお腹パンパンはるかさんが歯磨きしてくれてる

ゆっくり抱っこ　重くなったな
「ガッシリしてるだろ　周りより一回り以上大きいし」確かに　双子達もこんなだったな
暫くゴロゴロ遊んでお風呂に
「奥にいますね」ゆうくんを連れて　お水はあまり好きじゃないから手早く
しっかり拭いてパジャマを着たらもうウトウトこの頃のお気に入りオオカミの縫いぐるみを抱きしめて

「寝ちゃった？いっぱい走って遊んだから」くまさんがソッとサク君と入って来た　頷く私に
「お弁当ありがとう　美味しかった　ね」にサク君が唐揚げ大好き　全部美味しかったって　嬉しい
「ありがとう　また作るね　朝はバイキングみたいにしましょう　おやすみ」ぎゅってして離れる

私もシャワー　コンタクトに眼鏡ラフな格好　厨房に朝御飯の用意
片付けしながら明日の用意　小さく扉を叩く音
「みゆちゃん」