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好きと愛してるの間
第9章 甘やかな時間 
「失礼します ワインの担当者の金子です」
少し小太りの30才前後の人が入って来た 「先ほどは失礼しました もう一度チャンスを下さい」頭を下げる
「では私はこれで」私は頭を下げその人の横を通る 私にだけ聞こえる声で「色仕掛けしてんじゃねえよ」と睨まれた
冗談じゃない 呼ばれて何がなんだか解らないのに

「大丈夫だった?」戻ると心配そうに私を上司の八木沢さんが「必要なかったみたいです」そう言うと「そうか」とニッコリ
私はデスクに戻り他の人の仕事を手伝いながらさっきの事を考えてた だけど最後は関係ないやって思うことにした
六時過ぎ早めに帰ろうと立ち上がろうとすると中村専務が「榊さん?何度もすまないもう一度話を聞いてくれるかな?」私のデスクに「担当者の方がいらっしゃるのならそちらでお願いします」もう関わりたくない
私は頭を下げて横を通りすぎる
「お疲れさまです」「彼は榊さんじゃないと交渉しないと ワインのフェアがあるんだ頼む」正直迷惑だしあの担当者の言葉 敵意うんざりだ
「私では力不足ですし迷惑をかけてしまいます 担当者の方がいらっしゃるのなら私は遠慮させて頂きます」私と中村専務のやりとりを見ていた上司が
「榊さん 何かあった?専務 榊が何か問題でも?」
「君には関係ない」威圧的に「私の部下です 何かあれば私を通していただきたい」強気で言い返すと
「わかった 改めて相談させてもらうよ」そう言うと帰って行った 「大丈夫?」ため息ひとつ
「はい ありがとうございました」心配そうに「何か言われた?」と私は曖昧に首を振り「何がなんだかわかりません」と言うしかなかった
「何かあったら相談するんだよ いいね」私は頷き
「ありがとうございます」と少し笑う
ほんとに疲れる 「お疲れさまです」私は上司に頭を下げて会社を出る

帰って車で買い物カレーの材料その他嫌な事みんな忘れる 作りたいもの沢山
帰ってカレーの準備 圧力鍋に塊のお肉にスパイス楽しくてワクワクする
厨房での作業は集中するから余計なこと考えない 部屋を片付けながら大好きな曲

下ごしらえを終えて明日の朝に備えて寝室へ本を読みながらいつの間にか眠ってしまった 

朝早起きでも苦にならない 嬉しすぎて着替えて厨房へカレーを煮込み蒸しパン作りお弁当作り小さなお弁当箱 可愛い飾り付け 

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