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たとえそこに、愛がなくとも
第2章 ふしだらな身体

「……濡れてる」
彼は小さな声でいやらしくそう囁くと、ショーツを少し横にずらして直接そこを触った。割れ目に指を入れて上に動かすと、クチュッと小さな水音を立ててしまう。
「だ、だめ……」
それでも彼は指の動きをやめず、むしろどんどんエスカレートしていく。ぐちゃぐちゃになっていく私の秘部の音が、運転手にも聞こえてしまいそうだ。
「お願いします……やめて、ください……っ」
「もっとしてください?」
「違……っ」
すると彼は、割れ目から指を上にずらし、私の一番敏感な部分を濡れた指でそっと撫でた。その瞬間、私の身体はビクッと跳ね上がってしまう。
その様子を見て面白くなったのか、彼はさらに指圧をかけてその小さく突起した部分を刺激しはじめた。
声を出してしまうことだけは避けたい。私は必死に唇を噛み締めながらなんてことないような表情を保ち続ける。
それでも腰はガクガクと震えてしまう。迫りくる衝動を抑えることはできない。
だめ……イっちゃう……イク、イク……!
「イケよ」
彼がそう囁いたのを合図にするように、私の身体はビクンと跳ね、頭の中は真っ白になって絶頂に達する。
イっちゃった……。
薄く目を開きながら、ふとバックミラーの方を見る。
すると、運転手とバチっと目があってしまった。
運転手は軽く咳払いをする。
うそ……今の見られてたの……?最悪……。

