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たとえそこに、愛がなくとも
第1章 悪戯な再会


位置を逆転させると、大きくなった彼のモノの前に目の前に持ってくる。

本番行為は禁止。だから私が、様々なテクニックを駆使して客をイカせなければならない。

まずは舌で優しく撫で、次に手で握りながら口に咥え、手と口を一緒に上下させる。

唾液を出し、クチュクチュといやらしい音を立てながらすると、客はより興奮してイキやすくなる。そう教えられた。


「ねえ、ここも舐めて?」

私が口で咥えていると、客は、ここをこうしろ、あれをああしろと、いろいろ指示を出し始める。

客の言うことは絶対。必ず従わなければならない。

もちろんどこを舐めるのも嫌だった。でも、後ろの穴を舐めるのが一番嫌。最悪。

不味い、臭い、気持ち悪い、吐きそう。そんな言葉ばかりが頭の中をいっぱいにする。


それでも私は客のために尽くし続ける。すべては、金のため。それ以外に得られるものはない。

いかに客を満足させ、いかに客を気持ち良くさせるか。

淫らに喘ぎ、指名とリピーターを増やし、給料を上げること以外にやりがいは見出せない。それがヘルスの嬢のオシゴト。



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