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たとえそこに、愛がなくとも
第3章 理不尽な嫉妬



「何するんですか!ここ仕事場ですよ?あり得ない」

「お前が俺の機嫌を損ねたのが悪い」

「機嫌を損ねたって、類さんが勝手に誤解して機嫌を悪くしただけでしょう?」

「口答えするな」

「……っ」

彼は、私にしゃべるなと言うように、再び角度を変えて唇を塞ぐ。

顎を捉えた指で強引に口を開かせ、割り入って浸入させた舌で私の口内を探る。

「……ふぁっ、やめ……ん……っ」

唇を離すと、ポイ捨てするかのように私を突き放した。


「今後一切、俺を誤解させるようなことはするな」

「誤解って……だいたい、私たちは付き合っているわけじゃないんだから、私が他の男の人と何かしたって別にいいでしょう?」

「良くないな」

「え……」

「お前が他の男に抱かれるのは気に入らない。お前を抱いていいのは俺だけだ」

彼の俺様発言に呆れる。でも胸をぎゅっと締め付けられる。

ぶっ飛んだことを言われているはずなのに、私の心は何かで満たされる。

ていうかそれ、ただのヤキモチじゃないか。私のこと、好きじゃないくせに。誤解するじゃん。やめてよ……。


「おい、ちゃんとわかったのか?わかったなら返事をしろ」

「…………」

私はふいっと顔をそらした。

「なんだ、その生意気な態度は」

すると彼は、私のエプロンの下のスカートをたくし上げた。

「ちょ、何するんですか!!」

「言ってわからないのなら、調教が必要だな。お前の身体に教え込んでやる」

彼は私のショーツに手を伸ばした。

「いい加減にしてください!ここ仕事場です、何度言ったらわかるんですか?気が済まないなら仕事が終わってからにしてください」

「もちろん仕事が終わった後もだ」

「やっ……」

ショーツの上からそこを触られ、私は思わず声を漏らしてしまう。



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