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たとえそこに、愛がなくとも
第3章 理不尽な嫉妬


「どうした?」

「…………」

「してほしいことがあるならちゃんと言え」

彼はニヤリと笑いながら私を見下ろすから、きっとわかっているんだと思う。意地悪……。

「ほら、早く言えよ」

「……恥ずかしいから、無理です……っ」

「いいのか?このままで」

私の秘部では、足りない刺激が続いている。

もっと気持ちよくなりたい。もっと、激しくしてほしい……。

「……クリ、トリス」

「声が小さい」

「……クリトリスを、指で、触ってください……っ」

「ふっ、無様だ」

「ああっ」

彼はバカにするように鼻で笑うと、私の言う通りにその敏感な先端を指先で転がしてくれる。

思わず漏れた声に、慌てて手で口を抑えた。

「いいのか?そんな声出して。ドアが閉まっていてもあまり大きな声を出すと聞こえるぞ」

「……っ、ん……」

そうは言われたって、器用な指先で弄ばれるそこはあまりにも気持ちよくて、自然と溢れる声を抑えることは難しい。

彼のエプロンをぎゅっとに握りしめ、腰をガクガクさせながら内股になった。けれど股を閉じたせいで刺激は余計に強くなり、再び声を上げてしまいそうになる。

「あ……っ、はぁ……っ」

もう、イっちゃいそう……だめ、イク、イク……!

「ああっ……」

頭の中が一瞬真っ白になり、絶頂を迎えた私はその場にぺたんと座り込む。


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