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たとえそこに、愛がなくとも
第3章 理不尽な嫉妬


「職場でイカされるなんて、とんだ淫乱女だな」

彼は甘い声でそう囁くと、ペロリと私の耳を舐めた。

一度イカされると頭の中は冷静になり、自分の淫らな身体が理性に負けてしまったことを激しく後悔する。

なんで私、こんなところで……最悪……。、

「こんなにぐちゃぐちゃにして、はしたない」

彼はイったばかりの敏感なそこを、長い指で再びなぞり上げる。

「ひゃぁっ」

それだけのことで、身体中に電流が走ったかのようにビクンと跳ね上がった。

「どうした?まだ足りないのか?」

「違う……もう触らないで。もう、嫌……」

イカされた直後のそこは、気持ちいいというよりくすぐったい。あまり触られたくない。


「まあ、俺もそろそろ仕事に戻らないといけないしな」

彼はそう言うと、私の唇にチュッと小さくキスを落とし、座り込んだままの私を放置して立ち上がった。

「続きは今夜、ホテルで。

その時は、ちゃんとその淫らな穴に俺のモノ挿れてやるよ」

最後にニヤリと笑い、ヒラヒラと手を振りながらパソコンの席に戻る。そして何事もなかったかのようにカタカタとキーボードを打って事務作業を再開させる。

もう、こんな風に彼に弄ばれるのは嫌……。

そう思う傍ら、今夜、彼に抱かれこの子宮の奥が突かれることを、心のどこかで待ちわびてしまっていた。



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