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ケン兄とボク。
第2章 二日目。
いきなり、ガラッとお風呂の戸が開かれた。思わずばっと顔を上げてポカンとしてしまう。
「えっ、えっ? け、ケン兄!?」
な、ななななんでケン兄裸なの!?
「なんでって風呂入るからに決まってるだろ?」
だから考えを読まないで!
「え、ちょ、待ってよ。なんで?」
たしかに、男同士だから普通ならまったく問題ないんだけど、今はダメだよケン兄!
「なかなか上がって来ないから、もう一緒に入っちゃってってさ。お前もう三十分入ってるんだぞ。のぼせてないか?」
「えっと、うん。大丈夫、だけど」
やばい。ケン兄の顔が見れない。それに、本当に今はダメだ。ボクはケン兄に気付かれないように体勢を変え、腕と足で隠す事にする。
「ん? ゆうたお前」
うぇ!?
「ち、違う! これは……!」
「へぇ。お湯ん中で一人で弄ってたんだ?」
「うぇ……えっと……ぁぅ」
な、なんで分かっ──
「そっかそっか。そんなに、車での中途半端がイヤだったんだな。自分で弄るなんて」
「うぁぅ……」
みるみるうちに顔中に血が集まって、耳まで真っ赤になるのが自分でも分かる。ニヤニヤしてるケン兄の視線が恥ずかしい。胸のドキドキも痛いくらいに大きい。これ、今ならボクはお風呂を沸騰させられるんじゃないだろうか。
そもそも、ボクがこんな事をしてしまったのはケン兄とルイ姉のせいだ。ボクが消え入りそうなほど小さい声でお願いしますって言ったら、ルイ姉は凄くニヤニヤしながら耳元で「りょーかい。ケンに気持ち良くして貰いなさい。ゆう君♪」って囁いてきた。
ボクが頷くとケン兄が再びボクのを触って来て、また腰が引けそうになる不思議な感覚が甘く燃え上がる。なのに、ケン兄は、ボクが口を抑えて声を出さないように、イキそうになった瞬間に手を離したのだ。
それも、何度も。
ボクがおかしくなっているのは絶対二人のせいだ。だって、ずっとボクの下半身は切ないくらい、中で何かぐるぐるしているから。
「ゆうたが一人でねぇ。昨日までオナニーも知らなかったのにな?」
「ぅぅ……」
なんでボクに訊くような言い方するのさっ!
というかじろじろ見ないでよケン兄!
「えっ、えっ? け、ケン兄!?」
な、ななななんでケン兄裸なの!?
「なんでって風呂入るからに決まってるだろ?」
だから考えを読まないで!
「え、ちょ、待ってよ。なんで?」
たしかに、男同士だから普通ならまったく問題ないんだけど、今はダメだよケン兄!
「なかなか上がって来ないから、もう一緒に入っちゃってってさ。お前もう三十分入ってるんだぞ。のぼせてないか?」
「えっと、うん。大丈夫、だけど」
やばい。ケン兄の顔が見れない。それに、本当に今はダメだ。ボクはケン兄に気付かれないように体勢を変え、腕と足で隠す事にする。
「ん? ゆうたお前」
うぇ!?
「ち、違う! これは……!」
「へぇ。お湯ん中で一人で弄ってたんだ?」
「うぇ……えっと……ぁぅ」
な、なんで分かっ──
「そっかそっか。そんなに、車での中途半端がイヤだったんだな。自分で弄るなんて」
「うぁぅ……」
みるみるうちに顔中に血が集まって、耳まで真っ赤になるのが自分でも分かる。ニヤニヤしてるケン兄の視線が恥ずかしい。胸のドキドキも痛いくらいに大きい。これ、今ならボクはお風呂を沸騰させられるんじゃないだろうか。
そもそも、ボクがこんな事をしてしまったのはケン兄とルイ姉のせいだ。ボクが消え入りそうなほど小さい声でお願いしますって言ったら、ルイ姉は凄くニヤニヤしながら耳元で「りょーかい。ケンに気持ち良くして貰いなさい。ゆう君♪」って囁いてきた。
ボクが頷くとケン兄が再びボクのを触って来て、また腰が引けそうになる不思議な感覚が甘く燃え上がる。なのに、ケン兄は、ボクが口を抑えて声を出さないように、イキそうになった瞬間に手を離したのだ。
それも、何度も。
ボクがおかしくなっているのは絶対二人のせいだ。だって、ずっとボクの下半身は切ないくらい、中で何かぐるぐるしているから。
「ゆうたが一人でねぇ。昨日までオナニーも知らなかったのにな?」
「ぅぅ……」
なんでボクに訊くような言い方するのさっ!
というかじろじろ見ないでよケン兄!