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ケン兄とボク。
第1章 ケン兄とボク。
「って、ケン兄何してるの」

 ケン兄がズボンの上から、ボクのあそこを触ってきた。

「何って、前戯」

 ぜんぎって何さ。っていうかちょっと待って。

「け、ケン兄」
「ん?」
「や、やめてよ。やっぱり変だよ」
「嫌なら、手、どかせよ」
「う……」

 ……そりゃそうだと思うんだけど。だって。

「手、ケン兄が押さえつけ」
「てないよ。ゆうた。お前の手は今自由だ。でも、お前は手をどかそうとしない」

「え、あれ?」

 え、ホントだ。あれ? なんでボクは──

「気持ち、良いんだろ?」

 ボッ、と顔が熱くなるのを感じた。

「ち、違う! そんな事ない!!」
「静かに。母さん達起きるぞ?」
「…………」

 違う。そんな事ない。ボクは今ケン兄に触られているのが嫌なんだ。だから、この手をどかせば……。

「自分で触るのとは違うだろ? ズボンの上からだけど、ゆうたにとって未知の刺激のはず。違うか?」

 ……確かに、違うけど。

「……うん」

 なんでボクは今否定しなかったんだろ。ドキドキしっぱなしだし、ぐにぐにと動かされてると、なんだか少し切なく感じる。

「け、ケン兄、やめ」
「認めろって。気持ち良いって。そうすれば、もっと気持ち良い事してやるよ」

 もっと……?

「…………」
「な、ゆうた。気付いてるか? お前、今凄く可愛い顔してるぞ?」
「なに、それ」
「物欲しそうな顔。気持ち良いのに、認めたくない。切なそうに、自分の知らない刺激を我慢してる。これから先はどんな事が待ってるんだろう。俺が言ってる事は本当なのかな。本当だったら、今でさえドキドキしてて切ないのに、ボクの体、どうなっちゃうんだろう。そんな顔してる」


「なんで……」

 分かるの?
 そう目で問いかけたら、ケン兄は笑った。

「ゆうたが好きだから」

 そうか。そうなんだ。
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