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金木犀と悪魔な執事
第3章 お嬢様修行と悪魔の笑み



私の真横に怜が立つと

では始めましょう

と、言った


『まず最初に、

スープをお飲みくださいお嬢様』


「あ、うん」



右手にスプーンを持ち

スープをすくい上げ口へ運ぶ


…よし、ダメ出し出ない!!


この調子で!

って思っていた次の瞬間ーーー



ツツーーーーッ



「ひゃあっ!!」



突然背骨を指でなぞられ

スプーンを落としてしまった



『お嬢様、背中が丸まってますよ…

しかもスプーンも落としてしまって…』


怜がスプーンを拾うために

上半身を曲げて戻ってきた瞬間



『…………お嬢様には

お仕置きが必要ですね…クスッ…』



ーーーゾクゾクッ



耳元で低い声で囁かれ

体が震えた


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