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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?
ーーー1時間後ーーー
『落ち込まないでください、月お嬢様』
車に乗って数分後
怜は月を心配しながら慰める
「……大丈夫だよ私は」
大丈夫と言っている月だが
無理に明るい声色で
頬には涙が伝っていて
それを隠すように両手で顔を覆っている
私が教室に入った後の話をしよう
意を決して教室に入った私は
粗相のないように振舞おうとしたが、
緊張のしすぎで顔が強ばって
誰も私に近寄る人は居なかった
その所為で、目標だった
友達を作ることも出来なかった