この作品は18歳未満閲覧禁止です
金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?
怜に抱きつかれて何故か安心した月は、
出そうになった涙が止まる
『決して、
月お嬢様の所為ではございません…!!
…私の所為でございます!!』
そう言う怜の手には力が入り、
月の背中にある手が
服をくしゃっと握ってしまう
怜は私の不安を必死に、
拭おうとしてくれるのが伝わってきた
「うん、分かった。
もう私は大丈夫だよ怜」
月がそう言うと怜はだんだん力を抜いて
時間をかけて月から離れた
月も怜もお互い冷静になってきた