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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?



2人はまだ近距離で向かい合う


「私、ちょっとだけ

お庭に行ってきてもいい?」


頭の中を整理したい…


月が部屋を出ようと、

扉に向かって歩き出す


『それなら私もついて参ります』


怜はきっと私を心配してくれて

そう言っているんだろう


でも、怜が側に居ては

きっと落ち着いて考えられない


「いや、大丈夫。

…今ちょっとだけ1人になりたいんだ」


あまり長居はしないと思うから

と、一言付け足すと

月は部屋を後にして

庭の金木犀へ向かう


そんな月の背中を見送り、

怜は月の部屋でひとり立ち尽くす…





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