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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?
月が部屋から出て数分した後
やっと怜は動き出した
椅子にもう一度座り直すと
テーブルの上で手を合わせて組み、
下を向いた
そしてついさっきの月の言葉を思い出す
"何で緊張してるのか教えてくれない?"
"……やっぱり私に教えられない事?"
怜は歯を食いしばる
『言えるわけ無いじゃないか…。
月お嬢様が好きで、
意識してるからなんて…………』
怜は眉間にしわを寄せながら
自分を責め続けた
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