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金木犀と悪魔な執事
第4章 〜怜〜
火照っている私を
枕の上に下ろすと
月の長い黒髪が大きく揺れた
怜が膝立ちで私の向かいに立ち
ネクタイを緩める
その動作が私の後ろの窓から入る
月明かりに照らされて、
とてもいやらしく見える…
『月お嬢様、今日は私が相手です。
お嬢様の最初のレッスンなので…
キスの仕方を教えて差し上げましょう
もちろん…大人のキスですよ…?』
そう言うと怜は
私のあごに手を添え、
少し上を向かせる
『でも、初めは優しくキスしましょう』
そっと怜の顔が近づいてくる…