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金木犀と悪魔な執事
第10章 近づく距離、遠くなっていく距離
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七織さんからデートに誘われてから
2時間近くが経った
今、私と七織さんは
とあるショッピングモールに来ている
それもただのショッピングモール……
じゃなくて、見るからに高そうな
有名なブランド店が立ち並ぶ、
高級感溢れる所だった
七織さんは何の迷いもなく
いろんなお店に入っては
『月にはこれが似合いそう…』
と言っては、店員さんを呼び
これ頂戴。と大量の服やアクセサリー、
カバンなどを何のためらいもなく買う