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金木犀と悪魔な執事
第10章 近づく距離、遠くなっていく距離
『月に直接サイズ聞かなくてもね、
見ただけでわかっちゃうよ、私はね』
月は顔を赤らめながら
咄嗟に両腕で体を隠す
「み、見ただけでっ!?」
あまりにも月が慌ててる姿が可愛くて
七織は吹き出して笑う
『あははっ、もう月は面白いね。
でももう次のお店に行こう』
そう言うと七織さんはさりげなく
私と手をつなぐとお店の外へ出た
ーーいま私、七織さんと手を……!?
月は周りにいる人達に、
手をつないで歩いている姿を
見られているのかと思うと、
恥ずかしくなってきて
更に頬を赤くすると隠すように
少し下を向く