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金木犀と悪魔な執事
第10章 近づく距離、遠くなっていく距離
七織さんはコーヒー、
私は好きなミルクティーを頼むと
2人して、ふぅ…とひと息付くのだった
「七織さん、本当にこの服、
ありがとうございます。
それに、わざわざ走らせてしまって…」
月は申し訳なく思って、
七織にしっかりとお礼をする
『いや、いいんだよぜんぜん。
それより男の子に対しての月の対応が
すごくいいなって思った』
七織はお世辞でなく、本当にそう思った
月は自分の服が汚れたにも関わらず
怒らないで男の子には先に謝って、
代わりにアメを渡す