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金木犀と悪魔な執事
第10章 近づく距離、遠くなっていく距離
屋敷の中に入ると月の部屋を目指して
長い廊下を歩きながら、
2人は楽しく会話をしていた
「今日は楽しかったです、
ありがとうございます七織さん」
『お礼される程じゃないよ。
私も月と一緒に居れて楽しかったから
また今度連れていってあげるね』
月は大きく頷くと
七織から目を逸らして前方を見ると、
少し遠くにいつもの見慣れた
執事の後ろ姿があった
「怜!!ただいまー!」
『ー!!お帰りなさいませ、月お嬢様』