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金木犀と悪魔な執事
第10章 近づく距離、遠くなっていく距離
月は一目散に怜に駆け寄ると、
興奮気味に今日の出来事を話す
早く喋ろうとして舌が回ってない月
そんな月が可愛いくて、
怜は吹き出して笑ってしまう
『そんな急いで話さなくても
大丈夫ですよ、月お嬢様』
怜が笑った事に対して月は恥ずかしくて
頬をぷぅっと膨らませて、
1人で部屋へとすたすた歩いて行く
『待ってください月お嬢様、
笑ってしまって
申し訳ございません!』
怜はそう言いながら月の後ろ姿を
追うようについて行った