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金木犀と悪魔な執事
第12章 動き出した針



ーーーぽんぽん




すると月の頬が一瞬にして

赤に染まっていく




月はうめき声のような声を出すと

照れ隠しで、怜より先に

すたすたと部屋へ戻っていった




ーーーバタンッ!



勢いよく部屋の扉を閉めると

月はその場で悶える




「怜がっ……!!頭っーー!!!」



じたばたと動き回った月は

落ち着こうと思い、椅子に座る





ーーここ最近の怜は、

夜のレッスン以外での

ボディータッチが増えてきている




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