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快楽漬けにされた私
第4章 思い出しながら……※
真麻は家に帰ってきても、身体の火照りが取れなかった。

『今日はイきまくって疲れてると思うから、もう帰りなよ』

カズにそう言われて、真麻はカズの家を出た。電車に乗っても、下半身がムズムズとした感触があり、つい足を擦り合わせてしまった。周りの乗客に何を考えているのかバレていないかと不安でたまらなかった。

家に帰っても、疲れているのを理由に部屋に閉じこもっていた。イケナイことをしたという罪悪感から家族の顔を見ることができなかったし、何よりもカズと共有した時間の余韻を感じていたかった。

ベッドの中で布団にくるまって目を閉じていると、先ほどの出来事が次々と思い浮かんでくる。カズの指の感触、息遣い、そして今まで感じたことのないほどの快感。今まで痛いだけだと思っていたセックスが、あんなに快楽をもたらすものだとは考えたこともなかった。

真麻は布団の中で服をまくり上げる。ブラジャーをずらし、乳首を触りやすくする。

『カズにここを触られて気持ちよかった……』

真麻は両方の手で乳首を撫でた。何度も触っているうちに、だんだん先端が熱くなり、敏感になってくる。

『カズはこうしてつまんでいた……』

両方の乳首をつねるように引っ張り上げる。今までの心地よい快感とは違い、貫くような快感が真麻を襲う。優しくなでては強くつまみ、また、時折引っ張り上げる。変化をつけながら触っていくことで、だんだんと下半身にも力が入ってくる。

「んっ……うぅ……んんっ!……」

真麻は漏れ出る声を押し殺した。口に集中していなければ、恥ずかしい声がリビングに居る家族にまで届いてしまう。

「くぅ……んっ……」

真麻は右手を下へと伸ばした。パンティの中に手を入れ、カズがやったようにスジをなぞる。

『カズはこうして私をじらしてた……』

早く茂みをかき分け、谷の中にある豆粒を触りたい。しかし、カズはすぐにはそうはしなかった。真麻はカズの手の動きを思い出し、同じように動かす。
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