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快楽漬けにされた私
第2章 出会い
『当たってる?』
アプリには一言表示されている。名前はカズ、アイコンは黒猫がお腹を見せて猫じゃらしにじゃれついていた。
『当たってますよ』
『猫飼ってるの?』
真麻は立て続けに返事をした。メッセージはすぐに既読になった。
『いや、コンビニにいた猫(笑)』
『敬語じゃなくていいよ』
『年近いし』
真麻は返事を返す。
『そうなの?何歳?』
『てか猫かわいいw』
すぐにスマホの着信音が鳴る。
『今年23!』
『てか名前まーさでいいの』
『俺カズだから』
真麻は嬉しくなった。年も近いのなら話も合うはずだ。
『まーさでもまあさでもいいよ』
『真麻って書くの』
『本名だよ(笑)』
『カズさんはカズさんでいいの?』
また続けて着信音が鳴る。
『カズでいいよ』
『さんいらない』
『まーさよりはまあさが打ちやすい(笑)』
その日、真麻は深夜までカズとのメッセージのやり取りを楽しんだ。
カズはレスポンスが早いため、真麻の暇つぶしには最適だった。次の日も、その次の日も、暇な時間があればカズと連絡を取り合った。
カズはノリが良く、今まで連絡を取り合った相手の中で一番楽しかった。それでいて、真麻の写真を求めてきたり、電話したがることもなかった。もちろん、会おうと言い出すことは一度もなかった。
真麻は日を追うごとに次第に彼に惹かれていった。暇な時間だけではなく、カズとメッセージの交換をするために時間を作るようになっていった。
出会い系アプリを使用し始めて初めて、実際に会ってみたいと思った。しかし、会って相手をがっかりさせることになるなら会いたくなかったし。それに、真麻も彼にがっかりするのが怖かった。
会ってみたいけど会いたくない。複雑な気持ちのまま、カズと出会ってから三ヶ月が経過していた。
アプリには一言表示されている。名前はカズ、アイコンは黒猫がお腹を見せて猫じゃらしにじゃれついていた。
『当たってますよ』
『猫飼ってるの?』
真麻は立て続けに返事をした。メッセージはすぐに既読になった。
『いや、コンビニにいた猫(笑)』
『敬語じゃなくていいよ』
『年近いし』
真麻は返事を返す。
『そうなの?何歳?』
『てか猫かわいいw』
すぐにスマホの着信音が鳴る。
『今年23!』
『てか名前まーさでいいの』
『俺カズだから』
真麻は嬉しくなった。年も近いのなら話も合うはずだ。
『まーさでもまあさでもいいよ』
『真麻って書くの』
『本名だよ(笑)』
『カズさんはカズさんでいいの?』
また続けて着信音が鳴る。
『カズでいいよ』
『さんいらない』
『まーさよりはまあさが打ちやすい(笑)』
その日、真麻は深夜までカズとのメッセージのやり取りを楽しんだ。
カズはレスポンスが早いため、真麻の暇つぶしには最適だった。次の日も、その次の日も、暇な時間があればカズと連絡を取り合った。
カズはノリが良く、今まで連絡を取り合った相手の中で一番楽しかった。それでいて、真麻の写真を求めてきたり、電話したがることもなかった。もちろん、会おうと言い出すことは一度もなかった。
真麻は日を追うごとに次第に彼に惹かれていった。暇な時間だけではなく、カズとメッセージの交換をするために時間を作るようになっていった。
出会い系アプリを使用し始めて初めて、実際に会ってみたいと思った。しかし、会って相手をがっかりさせることになるなら会いたくなかったし。それに、真麻も彼にがっかりするのが怖かった。
会ってみたいけど会いたくない。複雑な気持ちのまま、カズと出会ってから三ヶ月が経過していた。