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快楽漬けにされた私
第2章 出会い
『そういえば、カズって彼女とかいるの?』

ある日、真麻はカズにそうメッセージを送った。真麻にとって、これは重大な質問だった。

カズに彼女がいるのなら、カズは私が最初にそうだったように暇つぶしのためにメッセージを送り合っていることになる。しかし、彼女がいないのなら、私でもカズの彼女になれるチャンスがあるかもしれない。そう真麻は考えていた。

しばらく祈りながらスマホを見ていると、メッセージに既読がついた。ほんの5分ほどの時間だったかもしれないが、真麻の中では何時間ものように感じた。

カ○オの着信音が鳴り、カズからのメッセージが届く。

『いねえよ(笑)』
『いたら連絡取るか(笑)』

カズの答えに、真麻は安堵した。

『まぁ、私も彼氏いないから暇してるんだけどね(笑)』
『彼女作らないの?』

真麻のメッセージに、カズはすぐに返事をする。

『今は彼女欲しくないかな』

カズの答えに真麻はがっかりした。会うかどうかも決めていないけれど、どこかでカズの彼女になりたいという欲求があった。

真麻がうなだれていると、続いてカズからメッセージが届いた。

『変な話、セフレとかは欲しいけど(笑)』
『女はそういうのないの?』
『下ネタ無理なら無視していいよ』

真麻はあまり下ネタは好きではない。男の人がそんは話が好きなのは知っているけれど、どう受け答えしていいのかわからない。回答を間違うと、はしたない女の子と思われそうで不安なのだ。

しかし、カズからそんな話を振ってきたのはカズともっと親しくなれるチャンスかもしれない。そう思い、真麻は返事をした。

『エッチで気持ちいいと思ったことないから、あんまりかなぁ』
『そもそも最後にしたのってもう何年も前だし』
『高校生の時だから』
『男の人はそんなに気持ちいいの?』

真麻は心臓の音が外に聞こえるかと思うほどドキドキしていた。彼氏とセックスしたのも、ほんの数回だ。真麻は女同士でもエッチな話はほとんどしたことがなかった。世間的に見てもウブなほうだろう。カズに引かれないか不安だった。
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